2013年2月25日月曜日

力をもらう

2週間放置でした。。。o(_ _)o

色々とあって、激しく落ち込んだり、悩んだり、のんびりゆったりしたインドネシアにいながら、なんともハードに暮らしていました。。。

1年以上暮らしているといっても、よその国で生まれ育った人間が適応できるにはまだまだ時間が短かすぎて。
毎日が何かしら葛藤の日々。


でも、そんなとき、他の国で同じく活動する隊員の様子を知ることで、力をもらうことがたくさんあります。

セネガルに派遣されている同期・理数科教師koppyのブログもそのひとつ。
http://yaplog.jp/koppy-jesus/

スーパーポジティブな彼女の毎日の奮闘の様子を見ていると、本当に勉強させられることがたくさんあります。
自分の困難も素直に書き出し、それに対してどういう考えをめぐらせたのか。
はっきりと分かる彼女の思考に、私はいつも新しい考え方を教わっています。
そして、私がインドネシアでの課題についてどんな風に考えていくと良いのか、というヒントをもらうのです。


帰国まで残り7か月となりました。
遠く離れているたくさんの方々からの力を拝借しつつ、精一杯この地での活動をやり通していきたいと思います。


なんとも今日はこんなつぶやきでした・・・(^_^;)
明日からまた頑張るぞー!!


2013年2月8日金曜日

お習字教室♪

芸術科(seni budaya)の先生とのいつもの雑談の中で、『何か日本の芸術文化で生徒に教えてもらえるものはなかしら??』とのネタ振り。

ということで、2年生の6クラス全てで習字に挑戦してみました~(´▽`)ノ

 「ひらがな」「カタカナ」意味を説明するのも難しいし、一つの字だけを書いてもあんまりおもしろくないので、「漢字」1文字を選択。 あらかじめ、書き順も書き加えた見本を準備。

始めてみる文字に興味津々でみんな積極的に練習してくれました(´▽`)ノ
 

授業中に机間巡視する先生。
 
この先生も、私に任せっぱなしではなく、生徒を一人一人見ながら声掛けをしていきます。
ほんとに、この学校にはこういった「生徒を気にかける」先生がたくさんいるので、授業もおもしろいし、一緒に授業に入るのが楽しい♪
 

床に座って書く生徒や、立って書く生徒も♪
 
練習を始める前に、書き始めの筆の入り方、「とめ」「はらい」なども実演しながら説明したことで、ただなんとなく文字を真似るだけでなく、一角一角の長さ、隙間の感覚やバランスにも注意しながら、ゆっくりと慎重に筆を運んで練習することができたようです。
 

とっても上手に書けた二人の男子を記念にパチリ(^_-)-☆
 
来週は、今回練習した文字の中から、自分の好きな文字を3つ書いてこの授業の評価とする、と先生からお話がありました。
ただ体験させるだけではなく、それをきちんと「授業」として成り立たせることも考えて取り組んでくださった先生。先生として素晴らしいですね!!
 
そしてまた、「次は日本の歌とかないかしら~??」とのネタ振り!!
手遊びの動揺とか紹介しようかなぁ~と思ってるところです。
 
こうやって、日本人がここにいるという「非日常」の状況を有効に活用してくれる先生に出会えた素敵な縁に感謝ですo(_ _)o
 
そうそう。そして、やっぱり自国の文化をいろいろと習得しておくことが重要だとあらためて実感。
それなりに習字が書けて良かったぁ・・・(^_^;)
 
 
 

2013年2月7日木曜日

1月の活動(その4)♪

2月に入ってしまいましたが、引き続き1月の活動を紹介します(´▽`)ノ

★3年生 「誘導電流」

物理の先生から、誘導電流の実験をやりたいとのお話。
せっかっくなので、コイルの磁界を観察するものも作ってみた。

発砲スチロールトレイに、コイルを作ったものを通して。
下は透明プラコップにしたので、これがコイルが貫通しているものであることも分かる。

なかなかこの装置が思い浮かばなくて、結局一つしか作れなかった。しかも小さいし…(-_-;)
各クラス、女子と男子にそれぞれ1回ずつ演示実験で観察させ、見たものをノートに記録するスタイルで。
砂鉄をふりかけただけでは、極は分からないので、方位磁針も置いて確認。
理論で学んだものが、現象ではこのようなことを言っているのだとイメージつながってくれたかな?
 
 
さて、そして電磁誘導の実験セットはこちら。
 
サランラップの芯に導線を巻いたコイルを作成。

・20回巻きの隙間があるもの。
・20回巻きの隙間がないもの。
・40回巻きの隙間がないもの。

以上3種類のコイルを準備。

検流計なるものはないので、電流計で代用。
インドネシアの電流計、なんと100μAという端子があるので、このくらいのコイル巻き数でも電流が流れているのも観察することができる。

なんとも優れもの!!
針が小さくしか触れないことが功を奏したのか?! 生徒は電流計に食い入るように観察。
こんなに手ごたえが良いと、ほんと実験紹介してよかったなぁ~ってうれしくなっちゃう(〃▽〃)

女子も物理に臆することなく、積極的に取り組んでいました(´▽`)ノ イイねぇ~理科女!!!

物理の先生もしっかり生徒実験のフォローに入り、何を観察するのか良いアドバイスをしていました。
授業は、与えるだけでなく、生徒の気付きから広げていくことが大切という考えが一致しているため、この先生とのティームティーチングは、一緒にやってて本当に気持ちがいい。
 
3年生の授業も2月で終了。3月は卒業統一試験に向けての試験対策となる。
残り少ししかないけれど、この先生と一緒に、生徒のこんな姿が見られる授業をやっていこう。
 
 

2013年2月3日日曜日

1月の活動(その3)♪

3年生の数学の時間。
学習内容は数列。
n番目の数はいくつになるか、n番目までを足したらいくつか、というもの。

この数学の先生、とても勉強熱心で創造的。
私が以前、壁問題として貼り出したマッチ棒クイズからヒントを得たそうで、マッチ棒を使って規則的に増加する図形を生徒に作らせ、そのマッチ棒の数を数列問題とし、解かせるという授業を展開していた。

 
バティックの授業を受けているだけあって、創造しての図づくりは生徒はお手の物!!
先生の助言も素晴らしく、たくさんの面白い形が次々とできていました。


完全に独走態勢の彼の作品も面白い!!
 
私の活動が意図しないところで活用されてビックリしたと共に、意外と見られてないようで、見られていたんだ…と思うと、あらためて身が引き締まる思いもしたりして。。。
 
私が当たり前と思ってやることでも、この国の人たちにとっては初めてのことがたくさんある。
この国で活動できるのもあと半年ちょっと。
ずっと継続していくかとか、この先も残ることをやってるのかなとか、そんなことを私が考える必要はないのではと思い始めた。
とにかく手当たり次第次々と形にし、私と出会った人に、初めての経験をたくさん届けることでも充分じゃないだろうか。
 
そんな考えを私に持たせてくれた先生の授業でした。。。
「あなたのを見てひらめいたわ。ありがとう。」ってお礼を言われたけれど、私の方こそ、先生に感謝❤