2012年10月30日火曜日

日本製♪

行きつけのコンビニに新商品入荷♪

ペットボトルのお茶。
 
味が三種類。右から,桜味,普通味,蜂蜜味。
いや,普通味だって絶対に甘い!!
 
この日は買ってこなかったけど,今度買って飲み比べしてみようっと♪
 
インドネシアで売られている日本製品はけっこうある。
でも,インドネシア用だから,日本では見ないものばかり。
ま,確かにそれを日本で売ったって,売れないだろーっていうものだからね。
 
その国のニーズに合わせたこういう開発っておもしろいと思う。
けど,間違った日本を伝えるのだけはやめてほしいよな~。


来週,マナドに出張。
普段の仕事に加えて,その出張の準備もあるし,そして必須の報告書もあるしで,なんだか忙しい(-_-;)
なのに,すっかりインドネシア人化してmalas(マラス/怠ける)になってる。。。
ダメだ!ダメだ!!ダメだ!!!

なんとかしなさい。自分。。。


2012年10月28日日曜日

Idul Adha (2日目)♪

活動先の中学校でもIdul Adhaの行事がありました♪

そういえば,イスラム教徒以外の生徒・先生方は来てなかったな。。。
国民の88%がイスラム教徒で,1日5回のお祈りがmasjid(モスク)から流れたりなど,イスラム教からきている生活文化が強く見えるけれど,他の宗教の信仰者だっている。
大多数がイスラム教徒だから,当然その色が濃いのは分かるけど,他の宗教の人たちはどんな風に感じているんだろう・・・??
気になったから,今度イスラム教以外の人に話を聞いてみよう。


ではでは,学校でのIdul Adhaの様子についてレポートしますね~(´▽`)ノ

あ,今回も若干厳しい写真もあるので,気になる方は注意してください!!
駐輪場の奥でその儀式は行われました。

校長先生が,牛をPotong(切る)時に言うお祈りの言葉を言っています。

生徒たちが見つめるその視線の先には・・・

牛さんが1頭いました。

足と口を縛られ,穴の開いたところにのどがくるようにします。

これは,のどを切ったときの大量の血をその穴の中に落として入れていくためです。

男の先生方7人で牛1頭。
その大変さがよく分かります。

宗教の先生が,牛ののどを切っています。

この作業をする人は決まっているようで,誰でもやっていいというわけではないそうです。
資格というほどのものではないけれど,宗教的に立場がある人という感じです。

暴れる牛を,みんなで引っ張っておさえながらの作業。
本当に大変な作業です。
先生方もだいぶ振り回されていました。
 
この命を頂戴した牛さんのお肉を使って,生徒たちは料理コンテスト!!
1クラス3班に分かれて,材料や道具などを家から持ってきて料理します。
では,ここからは生徒たちのお料理の様子をどうぞ~♪


男子も包丁を使って積極的に料理参加。いーよねーこういうのー(〃▽〃)
 
できあがった料理を審査会場の教室にデコレーション❤
レストランのお食事みた~い(*^_^*) 飾りつけとかほんと上手♪
 
ちなみに,私も料理してきました(^_^;)

のり巻肉じゃが
のり巻は,きゅうりと梅干&きゅうりと桜でんぶ。
梅干はダメだろうな~と思ったから,甘い桜でんぶも持ってきてみた。案の定,梅干は苦手が大多数!! 日本人,変なんだよ・・・

肉じゃがは,ジャガイモ,にんじん,たまねぎ,インゲンを使って。インドネシア流に,少し甘めの味付けにしてみました。
生徒たちにも試食してもらってみた♪
やっぱり子どもの方が,大人よりも挑戦してみようって気持ちが大きいみたいね。
のり巻はあっという間に完売。SUSHIとしてなんちゃって日本料理でも見かけるからかな。
インドネシアには,味つきの汁で煮た野菜の料理がないので,肉じゃがは見た目からして初めて。
けど,食べた生徒は「肉が柔らかい!! 野菜が柔らかい!! おいしい!!」って❤
ふぅ~(^_^;) とりあえず良かったわ。。。
 

お友だち紹介~(´▽`)ノ
      左)物理の先生        中)教頭先生       右)事務の兄さん&数学の先生

      左)2年生の仲良し      中)2年生と3年生       右)事務の兄さんその2

さーて行事も終わったし,また明日から授業ですぞ~(^^ゞ
教材研究がんばりまーす♪


Idul Adha(1日目)♪

Idul Adha 1日目は祝日でした~(´▽`)ノ

Deny君のおうちで,牛3頭をPotong(切る)するとのことで,お誘いを受けお邪魔してきました。

 
男の人たちが,牛をPotongする間,女性たちは料理の準備。

今日は,Tongseng(トンセン:ココナッツミルクの牛煮込み)を作るそうです。
インドネシアの料理は,あまり種類がなく,牛肉を使うものといったら,このTongsengが一般的だとか。

石でできた調味料をすりつぶす道具を使って,ニンニク,赤たまねぎの小さいの,生姜,ターメリック,などなどを混ぜます。





ここからは,日本では若干衝撃的な写真も出てきまので,気になる人はさーっと流して下さいo(_ _)o
 
牛にロープをかけて,おじさんたち数人がかりで押したり引いたりして倒します。
これがまた危険。。。

牛を倒した後,足と口をロープで縛ります。

この後,のどを切りますが,大量に出血するので,その血を流すための穴を地面に掘り,その穴の上でPotongします。

皮が剥がれていく牛。

ここでは,牛の足をロープで引っ張って木に結びつけ,牛を広げた状態?で皮をそいでいました。

ちなみに,この牛の皮。1kgあたり,Rp15,000(約150円)で売るそうです。
余すところなく,牛をいただくというわけですね。
内臓を取り出しているところです。

内臓は肋骨,そしてその周りの肉にきれいに包まれていることが分かります。
理科の勉強になるでしょ~??

そして,こんなにでっかいの!!!
牛の胃って,4つあるよね?
でも,外から見ると,その4つは全然分かりません。
頭も皮を剥がれます。。。

そして,ナタを使ってガンガンってやって,割っていきます。

頭だけでなく,体の中にあった骨の部分もガツガツ割っていきます。
そういえば,背骨の中にあった骨髄を取り出して,男の人たちは丸飲みしてた!!滋養強壮に良いらしいww
3頭分の内臓を荷車に乗せて,近くの川へ洗濯に・・・

ぶよぶよ~ってしてて,重そうにずっしりで,見てて大変そうだった~(-_-;)

最初に行った川は,流れてる水の量が少なくて,洗いににくいとのことで,別の流れのところに移動。
洗った内臓は,バナナの葉っぱにのせて。

あ~この洗われた内臓見てると,焼肉屋に行きたくなったぁぁぁぁぁ~!!!

ミノ,ハツ,センマイ,ハチノス,,,,
塩焼きで食べた~い(ToT)

あー,帰ったら焼肉屋に通い詰めしよう。。。

川で洗われた内臓たちは,今度は熱湯消毒されます。

日本ではきっとこの程度の下処理で・・・とは考えられないですよね。
そう考えると,日本人というのは,色々とキレイにしすぎてきた結果,体が少しのことに対しても不適応を引き起こしてしまうようになったんだろうな。。。
ここで得た丈夫な身体を,帰国しても保っていたい!!

熱湯消毒の後,ちょうど良い大きさに切り分けるおじさんたち。

グニグニしてて切りにくいから??
包丁を地面において立てかけて,足で支えて,肉の方を動かして切ってた。

手切りそう~ってちょっと思ったけど,慣れてるおじさんたちですから,そんなことはナイナイ。
すごー!!
3頭の牛をさばくとそりゃまぁ相当な量になるわな。
 
写真後ろでは,お肉の重さをさおばかりを使って測っています。
え?ビニールシートにお肉直置きしてるのが気になる?? いやーそんなのtidak apa-apa~♪
真ん中の赤いTシャツのおじさん。この会の仕切りの人ぽい。左側にうつっている白衣のお姉さんは,保健所関係の人だと思われ,解体の時の衛生状況とか,お肉がどのくらい取れたのかとか,そういうのをチェックしてるっぽい。
 
 
さて,お料理に戻ってみましょうかね。
 
このお宅では,ガスではなくかまどです。

左側の中華なべは,お肉を煮込み中。適当なフタなんてものはないので,金タライでフタ。
「あら,ちょうどイイわ~♪」っておばちゃん。

燃料は,薪だけではなく,ココナッツの殻も。
無駄なく色々有効利用♪
ではちょっとココで,インドネシアのご飯の炊き方紹介~(´▽`)ノ

日本のように炊くのかと思ったら…違ってた!!
洗った米をそのまま蒸し器に入れて蒸す。できあがったものを他の入れ物に移し,それに熱湯を加えて待つこと数分。。。
ちょっとふやけた?半分完成したご飯を再び蒸し器に入れて蒸す。
2回蒸すんだって!! へぇ~(@_@;)知らなんだ…


Tongseng(トンセン)の作り方(´▽`)ノ
すりつぶした調味料をたっぷりの油で炒め→肉と香草を加えて炒め煮→ココナッツミルクを加えてじっくり煮込む~♪

私もおいしくいただきましたo(_ _)o

ママ♪ごちそうさまでした~❤

帰りにはお土産までもらっちゃったわ。
お店屋さんで食べるよりも,やっぱり家庭料理で食べるのが現地料理はおいしいわ~(^v^)

オマケ☆

ヤギの頭を丸焼きにしてるおじちゃん。。。(ToT)

これがまた,おいしいんだってさ。。。
時間の都合で味見はできなかったけど,う~ん・・・

ほんとに,無駄なく命を頂戴するのです。

日本では簡単に見ることができない,解体の一部始終を見ることができて,本当にいい経験をさせてもらいました。
 
 
 

2012年10月26日金曜日

Idul Adha 前夜♪

イスラム教の大事な行事『Idul Adha』(犠牲祭)の前夜。。。

インドネシア人の友人と一緒に,ちょっとでかけてみました(´▽`)ノ
友だちの旦那さん(Mie Ayam(鶏麺)のWarung(屋台)をやっている)のお友だちDeny君。

友だちの旦那さんと同じ時期に一緒に日本で3年仕事をしてきて去年12月に帰ってきた彼は,Laundry(洗濯屋さん)とSewa Mobil(レンタカー)を経営しながら,大学に通って日本語を勉強しているんだって。
なので,ほぼ1年たった今でも,日本語でなんとなく意味が通じる会話ができる。

連れて行かれたところはどっかの広場ww

日本のお祭り会場みたいに,移動屋台がいっぱい来てて,家族連れや友達同士でにぎわってた。

何してるのかなーって…
ただ,おしゃべりしてるだけだけど(^_^;)
広場はゴザが敷かれていて,お座敷??

その周りに,屋台が並んでいます。

手持ちの打ち上げ花火をやってたり,トラックの荷台に乗ったミニバンドが通って行ったり。。。

秋の夜長をのんびりしてるって感じかなぁ。

てか,これ,別に犠牲祭前夜じゃなくてもやってるよね??ってちょっと思ったけどww
左)CIMOL:素揚げ団子に味のパウダーをまぶしたおやつ。
右)RONDE:生姜スープにパン・ゼリーみたいなの・団子が入ってるおやつ。

   1個10円~のミニ定食屋??っぽい屋台。          ピカピカ光るおもちゃ屋さん。

  子供用電車にスーパーボール釣りみたいなの。       電動カートも電飾!!

おじさんの足こぎで動く,なんちゃってメリーゴーランド(*≧∪≦)

Pasar Malam(夜の市)のミニ版??みたいな感じだったような気がする。。。
屋台を巡りながら,インドネシア語を教えてもらったり,私が日本語を教えたり。。。あっという間に22時Σ(゚д゚|||)
けど,そこからなぜか食堂に寄ってmie rebus(汁麺)を食べてから帰宅。。。
 
「飲みに行く」じゃない,健全な?!夜遊び di INDONESIA♪
私らしくない??? たまにはね~。
 
 
 

2012年10月24日水曜日

Gの法則とミニホワイトボード♪

先日,生徒用のミニホワイトボードを16枚作った~(>_<)

1クラス30人で,机1つに2人掛けなので,机ごとに渡して使おうと思って。大量生産はホント根気がいるわ~(-_-;)
コンビニで不要なダンボール箱をたくさんもらってきて,A4のコピー用紙を貼り,透明テープでひたすらラッピングしただけのもの。

 
そして昨日。
先日作成した,電圧・電流・抵抗の物語風解説と,このミニホワイトボードを使っての提案授業を実施。

お話を楽しんだ後に,実際に数字を入れての問題演習。


と,その前に・・・

日本では,速さ(ハ)・時間(ジ)・距離(キ)の数学的公式を覚えるためによくやる「キの下にハげたジじい」の,
電流(I)・電圧(V)・抵抗(R)バージョンを紹介。

私としては・・・クワガタとかのカッコイイ昆虫でいきたかったんだけど,生徒に「この虫何に見える??」って聞いたら・・・

「ゴキブリ!!」
って・・・(ToT)

生徒の声を大事にしたいので,無理強いをせず,これを「ゴキブリの法則」と名づけてしまいました。。。
イヤー!!! でも,仕方なーい!!! でも,やっぱりイヤー!!!!
 
解説の後は,「ミニホワイトボード」を配布して,それに練習問題の回答を書いて見せるようにした。
 
生徒たちは喜んで回答を書いて見せてくれたの♪
同じ「書く」なのに,なんでノートを書くのはめんどくさがって,コレは楽しそうにスラスラ書いていくんだろう・・・??
理由は色々あると思う。
「先生に見て欲しい」「見られるから絶対にやらないとマズイ」「ノートよりも書く量が少ない」
うん。きっかけは何でもいい。生徒が積極的に取組むなら,そこからがスタートだ。
 
実はこのミニホワイトボード,生徒にとってというよりかは,教師にとってがとても有効。
どんなことにつまずき,何を誤解しているのか,どこまで理解していて,どこから分からなくなっているのかなど,色々な情報がパッと見で分かる。
だから,必要な補足を効果的に投入することができる。
もちろんそのためには,生徒の出した答えから,それを瞬時に読み取る力が教師には必要で,どうしてそういう誤解をしているのかを想像する力も必要だけれど。
 
ノートに書かせるよりも早いスピードで授業が進められることも分かった。
ダラダラ話を聞いて,板書を一気にノートに書かせられる繰り返しでは,生徒も飽きる。
こうやって,目先を変えた作業が入ることで,授業にリズムも出たみたい。
 
←間違い発見!!

電流の単位は「A(アンペア)」だけど,「単位つけて~!!」って言ったら,彼が付けたのは小文字の「a」(-_-;)

 
この2つは,まぁ言いたいことは分かる。けど,それ「=」で結んじゃ,数学的にNGだよ!!!
 
 
 4Ωと2Ωの抵抗の直列回路で6Vの電圧をかけた時に流れる電流を求める問題。
答えは同じだけど,計算の過程が違うことが分かった。
 右の人は,オームの法則の公式が正しく分かってなかったということ。
 
  
生徒の誤認を拾いながら解説し続け,練習問題を続けること数問・・・

 
理論を理解した計算式で,一つひとつの計算を手順を追った解答を書けるようになりました♪
 
 
テストは基本,4択問題だから,こんな解説はテストでは使わないかもしれない。
でも,4択だからこそ,1つの小さなミスが得点になるかならないかにつながる。
もったいないことをしないように,授業では一つひとつ丁寧に指導する必要があると思う。
このミニホワイトボードをうまく活用して,先生からの一方的な知識伝達型指導ではなく,生徒たちの理解度を確認しながら進める授業というものの大切さを伝えていこう。
また1つの道が見えたかな・・・