公式丸暗記の授業だけれども,もう少し現象のイメージを持ってもらいたい。
そして,そのイメージから公式が忘れにくいものになってもらいたいなとモデルを考えてみました。
少々強引な説明のところもあるけれど,イメージつかんでもらえるかなぁ・・・??
大きい画用紙に,回路記号を使ってのモデルを表示。
両面テープで貼ったり取ったりができるように,全面を透明テープでラッピング。
家:起電力
人:電流
マンゴー:電圧
山:抵抗
インドネシア人がイメージしやすいように,インドネシアでメジャーなものをモデルに起用。
つまり,電流が流れるわけですね。
なので,家から山(起電力から抵抗)までの通り道で電流の大きさを測ると,起電力の電流の大きさと同じです,というもの。
ちなみに,マンゴーを持っていますが,マンゴーは持っているだけで消費していないので,電圧をこの通り道では測ることができない,という説明になります。
なので,山から家への帰り道にはマンゴーを持ってはいません。
つまり,抵抗で電圧は使われますが,電流はそのまま流れていくという説明に。
そして,マンゴーを食べる山は1つしかないと人は事前に知っていたので,マンゴーを全部山で食べたのです。
ということで,起電力の電圧と抵抗での電圧は同じであり,電流は回路のどこで測っても起電力のそれと同じという説明とします。
次は,抵抗2個直列の回路
今回は,人はマンゴーを3個持ってでかけます。
それは,わざと抵抗の大きさによる消費電力の違いも表すために3個にしたので,無用なつっこみをもらわないように注意。。。
ということで,1つ目の山では電圧は2使用しますが,人がそのまま次の山へ行くので,山と山(抵抗と抵抗)の間でも電流の大きさは変わらないという説明も。
なので,帰り道は人はマンゴーを持っていません。
先の抵抗1つの場合の説明と同様に,人はもう次に山がないことを知っていたので,マンゴーをその山で全部食べちゃったんですね。
ということで,抵抗2個直列の場合,それぞれの抵抗にかかる電圧は起電力の電圧をそれぞれに分けたものであり,かつ,抵抗が大きい方がかかる電圧が大きい,そして電流は回路上どこでも同じである,という説明。
次は,抵抗2個並列の回路
ここでは,あえて山1つに道が2つあるとします。
そして,家から出発する人は3人で,マンゴーをそれぞれ2個持っています。
ということで,並列回路では電流はそれぞれの道に別れるという説明。
そうです。もう次に山はないと知っていたから。
ということで,この山で消費された電圧は・・・
ココが説明のトリック!!
山1つでは,6個のマンゴーが消費されたのです。
道によって消費する電圧が違うように見えますが,そこは,この山1つではどのくらいか?というところに着目させ,抵抗並列では,それぞれにかかる電圧は起電力とのそれと同じであると説明。
なので,山(抵抗)を通り過ぎた電流の大きさは,起電力からの電流の大きさと同じである,という説明になります。
最後は抵抗を直列と並列を組み合わせた回路
前出の山を使いますね。そして人は3人,それぞれマンゴーを2個ずつ持って出かけます。
もちろん,次にもう1つ山があることを知っているので,みんなマンゴーを残して次の山に向かいます。
みんな一緒に帰るので,山を通り過ぎた後の電流の大きさは,起電力の電流の大きさと同じです。
そして,電圧はというと,山が2つあることから,抵抗が2個直列であると見ることができるので,先の直列での電圧のかかり方の説明ができます。
いかがでしたでしょうか???
並列の場合,山をあらかじめ1つとし,道を2手に分けるという作戦を取って,ちょっと(かなり?!)強引ですが,山にかかる電圧ということでとらえさせ,抵抗並列の回路ではかかる電圧の大きさは等しいという説明に工夫してみたのが,このモデルです。
マンゴーを並列の山に貼る際に,道ごとに貼るのではなく,山全体をひとつとして考えるような貼り方をすると,分かりやすいでしょうか。。。
この回路モデルへのご意見等ありましたら,是非コメントいただけると嬉しいですo(_ _)o
より生徒たちに分かりやすいようにとモデルを作ってみたので,良い案があれば,どんどん改善していきたいと思っています。
来週,実践です。。。
生徒たちの反応がどうだったか,結果もまた報告しますね(´▽`)ノ
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