2012年10月14日日曜日

リ○ルスコープ?!インドネシア版♪

工場見学~(´▽`)ノ

何が原料なの??という私の疑問に,「私も知りたいから,明日工場に行ってみよう!!」と保母さんのお友だちが言ってくれました。

ということで,インドネシアでよく見る「Bak Mie (Mie Letheg)」(=麺の種類)の作り方を潜入取材!!

その工場は,普通の家が立ち並ぶ田舎の中にひっそりとありました。
Mie Letheg(=麺)の原材料はコチラ→

インドネシア語ではSingkon(シンコン)

キャッサバ芋,タピオカ
でした。

皮を剥いて,天日干しでカラッカラに乾いたこのキャッサバ芋からスタートです♪
この機械を使って,乾燥キャッサバ芋を粉にしていきます。

この麺は,さらさらの粉(tepung kering)と湿った粉(tepung basah)を混ぜ合わせて作るのだそうです。
奥にあるお風呂みたいなところにキャッサバ粉と水を入れます。
しばらくするとキャッサバ粉から出てくるgetah(灰汁のようなものらしい)で,水が赤茶色になります。
その赤茶色の水を捨て,再び水を加え,これを1日に4回繰り返します。

こうしてキャッサバ粉からgetahを抜き,白いドロドロした湿った粉(tepung basah)を作ります。
それを布の袋に入れ,重みで自然に水を抜いていきます。
湿った粉(tepung basah)と乾燥している粉(tepung kering)を,この巨大石臼のようなもので混ぜ合わせます。

動力は牛!!
残念ながら,今日は牛さん勤務がお休みの日だったようで,その働きっぷりを見ることはできませんでしたが。。。
混ぜ合わせたものを,豆腐のような四角い形に切って,この棚の中で蒸します。

棚の下段に水の入った桶を入れ,下から薪で火をたきます。

蒸すことおよそ1.5時間。
蒸しあがったものに,適度な硬さになるよう再び乾燥した粉(tepung kering)を加え,前出の巨大石臼でこねます。 牛さんのお仕事は,こねること1時間!! ずっと歩きっぱなしなのか~(@_@;)
 
牛さんが頑張った生地をこの機械に通します。
ところてん方式で,下から麺となった生地が出てくるのです。


  ↑↑↑これは,油圧ポンプでの機械がなかったころの時代の麺押し出し機。てこの原理を利用したもの。手前に5人の人がぶら下がって棒を操作するのだそうです。
麺状になった生地を再び蒸し器へ。1.5時間蒸します。その後,一晩乾燥させたら次の工程へ。
 
乾燥した麺を水につけること10分。

やわらかくなった麺は人の手によって,1食分にまとめられ,乾燥棚の上にのせられていきます。

まーず,さすが職人さん!!
動きが早すぎて写真ブレブレでしたから!!

それから,重さをいちいち計ったりしません。
完全に職人さんたちの目分量!!
すごいね。
こうして棚に乗せられた麺たちは,インドネシアの暑い陽射しの下,1日乾燥させられます。
ちなみに,こちらでも雨は降りますから,そのときは大急ぎで取り込み。
雨が上がったらまたお日様の下へ。

この最後の乾燥過程で,太陽に長く当たるほど,キャッサバ芋のgetahが色濃く出てくるそうで,麺の色はそれによって異なるのです。
でもそれはカビでの色ではないので,少々黒ずんだ麺でも心配後無用!!
一袋5キロ。はかりでちゃんと計ってます。だから,1食分が職人さんの目分量でも全然OK(´▽`)ノ
最後に,工場のラベルを入れて閉じたら出来上がり~♪
 
せっかくなので私も買っちゃいました!!
 
保存料・着色料・漂白剤などの化学物質完全無添加!! 100%Singkon(キャッサバ芋)でできているこの麺。
ダイエットにも良いんだとか❤ (社長めっちゃ腹出てますけど,インドネシアはそんなもんだから…)
保存期間は1年だそうですが,さすがに5キロ消費できるかなーと不安だったので,まずは2キロだけ。
お値段は,Rp17,000-(約150円)!!! さすが工場直売!! 麺好きの私にはたまらん~☆(≧∀≦*)ノ
 
 
ちなみにこの工場,なんとインドネシア内でも有名なところだそうで,各種メディアにも取り上げられていました。
先日は,ジャカルタでの展示会にも呼ばれたそうで。
大統領もお気に入りの麺なんですって❤

 
インドネシア風の「炒め麺」「汁麺」はもちろんのこと,パスタのように使ってもおいしいんだって♪
冷たい麺のないインドネシアだから,この麺を使って,「冷やし麺」紹介しみてようかなー(〃▽〃)
 
以上,インドネシアからの工場取材でした~❤
 
 
 
 

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