ちょっと前,事務室のお兄さんとの雑談から。。。
私の以前の職務経験で,小学校・中学校,そして未就学児も対象の施設でも働いていたという話から,「ボクの奥さんがPAUT(2~4歳児の通うプリスクール)で働いているんだ。キミの話をしたら,『是非来てみてほしい』と言われたんだけど,行かないか?」と誘われてたんだ。
ここでちょっとインドネシアの幼児教育について説明しよう(^_^)
インドネシアの幼児教育施設は,3つあります。
◆TK:日本でいう幼稚園にあたるもの。5~6歳児対象。数とか文字の勉強を,小学校での勉強のように行います。
◆PAUT:日本でいうところの幼稚園で行われている本入園前プログラムのようなもの。2~4歳児対象。TK入園の準備期として位置づけられていて,スムーズにTKへ対応できるようにさせるためのプリスクール。最近,国の教育方針で必須になったそうです。
◆Penitipan:日本でいう保育園にあたるもの。0~6歳児対象。その目的は日本と同じ。共働き家庭用の未就学児預かり所。TKやPAUTの活動が終わった子でも,その後Penitipanに行って,親の仕事終わりを待つのだそうです。
さてさて。。。
ということで,少し時間ができた今日,PAUTに行ってきました~(´▽`)ノ
おそろいの制服があるんだね~(〃▽〃)
たくさんの小さい子たちを久しぶりに見て,キュンキュンしちゃった❤ カワイイ~☆
おそろいの制服の目的は,お金持ちか貧しいかの区別が制服だと分からないから,とのこと。
あー,日本とも同じだ。
差別や偏見をなくし,平等に子どもたちが一緒になって過ごせる空間。
小さいときから,こういう環境で自然と差別をしない感覚を身につけさせる意図がちゃんとある芯の通ったスクールだということが分かった。
お誕生日の飾りがあったり,保護者との連絡ノートもあったりと,日本の幼稚園と同じような感じでした。
59人でこの教室1つはちょっと狭いんじゃないかなぁと思ったけど,広いお庭もあったし,インドネシアの施設としては良いと思う。
ここは,私立が運営しているところなので,公立のそれとはシステムも独自。
園長先生がきちんとした方だそうで,園の指導方針もしっかり先生に浸透していて,まとまりのあるところだと感じた。
教室の中の掲示物。Bijiは「種」という意味。
いろんな植物の種をBという文字に貼って,文字や種についてのお勉強も。
木の掲示物には,葉っぱ,実,枝,幹,根,という名前や,ちょっとした説明。
花の掲示物にも各部の名前と,植物の成長には日光や水が必要なんだよ~というのを表したものだったり。
イスには「Kursi(イス)」という表示がひとつひとつについてた。
日本よりも,「学習」という色は濃いんじゃないかな??
このプリスクールは,7:00から登園が始まり,7:30くらいに活動開始。
9:00くらいにおやつタイムがあって,その後歯磨き。
再び一斉活動があって,その後お昼ごはん。そして降園。
おやつは,スナックNGで野菜や果物といったものに限定しているのだとか。
スクールでの指導が良いことやってるのだから,家での親からの躾も同じようだったら,もっと浸透するのになぁ。。。と,インドネシア惜しい(>_<)って思う。
先生方喜んで練習してた(≧∀≦)
もう1つ,『おーちたおちた!なーにがおちた?』の紹介。もちろん,インドネシア語でね。
これは「人の話を集中して聞く態度を育てる」という意図がある遊びだって話したら,「そういうアクティビティをもっと知りたいわ!」って。
ここにもいたよ~!! 積極的に色々と知っていこうとする先生方が♪
どうしようもない教員,学校もあれば,今の中学校や先生方,そしてここの先生方のように,次々と取り入れようとする人たちもいる。
個人主義のこの国の残念なところは,そういった「良いもの」が良い感じに広まらないこと。。。
良いものをあちこちに広めていきたいけれど,それはこの国の習慣や文化もあって一筋縄ではいかないから,より高みを目指している人たちに出会えたら,私が知っていることで役に立てることをどんどん伝えていこうと思う。
また時間のあるとき,この園に遊びに行って,日本のネタを紹介してこようっと♪
いつか,子どもたちがいる時間に行けて,直接一緒に活動できたらいいなぁ~(〃▽〃)
ここでの楽しみがまたひとつ増えたわ❤
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