2012年10月24日水曜日

Gの法則とミニホワイトボード♪

先日,生徒用のミニホワイトボードを16枚作った~(>_<)

1クラス30人で,机1つに2人掛けなので,机ごとに渡して使おうと思って。大量生産はホント根気がいるわ~(-_-;)
コンビニで不要なダンボール箱をたくさんもらってきて,A4のコピー用紙を貼り,透明テープでひたすらラッピングしただけのもの。

 
そして昨日。
先日作成した,電圧・電流・抵抗の物語風解説と,このミニホワイトボードを使っての提案授業を実施。

お話を楽しんだ後に,実際に数字を入れての問題演習。


と,その前に・・・

日本では,速さ(ハ)・時間(ジ)・距離(キ)の数学的公式を覚えるためによくやる「キの下にハげたジじい」の,
電流(I)・電圧(V)・抵抗(R)バージョンを紹介。

私としては・・・クワガタとかのカッコイイ昆虫でいきたかったんだけど,生徒に「この虫何に見える??」って聞いたら・・・

「ゴキブリ!!」
って・・・(ToT)

生徒の声を大事にしたいので,無理強いをせず,これを「ゴキブリの法則」と名づけてしまいました。。。
イヤー!!! でも,仕方なーい!!! でも,やっぱりイヤー!!!!
 
解説の後は,「ミニホワイトボード」を配布して,それに練習問題の回答を書いて見せるようにした。
 
生徒たちは喜んで回答を書いて見せてくれたの♪
同じ「書く」なのに,なんでノートを書くのはめんどくさがって,コレは楽しそうにスラスラ書いていくんだろう・・・??
理由は色々あると思う。
「先生に見て欲しい」「見られるから絶対にやらないとマズイ」「ノートよりも書く量が少ない」
うん。きっかけは何でもいい。生徒が積極的に取組むなら,そこからがスタートだ。
 
実はこのミニホワイトボード,生徒にとってというよりかは,教師にとってがとても有効。
どんなことにつまずき,何を誤解しているのか,どこまで理解していて,どこから分からなくなっているのかなど,色々な情報がパッと見で分かる。
だから,必要な補足を効果的に投入することができる。
もちろんそのためには,生徒の出した答えから,それを瞬時に読み取る力が教師には必要で,どうしてそういう誤解をしているのかを想像する力も必要だけれど。
 
ノートに書かせるよりも早いスピードで授業が進められることも分かった。
ダラダラ話を聞いて,板書を一気にノートに書かせられる繰り返しでは,生徒も飽きる。
こうやって,目先を変えた作業が入ることで,授業にリズムも出たみたい。
 
←間違い発見!!

電流の単位は「A(アンペア)」だけど,「単位つけて~!!」って言ったら,彼が付けたのは小文字の「a」(-_-;)

 
この2つは,まぁ言いたいことは分かる。けど,それ「=」で結んじゃ,数学的にNGだよ!!!
 
 
 4Ωと2Ωの抵抗の直列回路で6Vの電圧をかけた時に流れる電流を求める問題。
答えは同じだけど,計算の過程が違うことが分かった。
 右の人は,オームの法則の公式が正しく分かってなかったということ。
 
  
生徒の誤認を拾いながら解説し続け,練習問題を続けること数問・・・

 
理論を理解した計算式で,一つひとつの計算を手順を追った解答を書けるようになりました♪
 
 
テストは基本,4択問題だから,こんな解説はテストでは使わないかもしれない。
でも,4択だからこそ,1つの小さなミスが得点になるかならないかにつながる。
もったいないことをしないように,授業では一つひとつ丁寧に指導する必要があると思う。
このミニホワイトボードをうまく活用して,先生からの一方的な知識伝達型指導ではなく,生徒たちの理解度を確認しながら進める授業というものの大切さを伝えていこう。
また1つの道が見えたかな・・・
 
 
 
 

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