2013年3月2日土曜日

生徒に頼まれた補講・・・

そもそもの配属先中学校のことについて、どこまで書いたんだったかな・・・

書かない方が…と思ってたことがたくさんで、書いていなかったかも。

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配属先のI中学校((今さらイニシャルトークにしなくてもww)は、私で隊員2代目。けれど、まずそもそも協力隊、もとより、JICAが何なんだかちゃんと分かっていない。。。
いや、最近思うのは、分かってるけど、「タダで働く人が増える。しかも日本人。へへへ・・・うまいこと使ってやろう」的な感じ。
気の強い私は、そんなうまいこと使われるために来たわけじゃない!!と、何度も何度も自分が何のためにここに派遣されているのかを訴えるけれど、返事は「分かってる」、でも実態は違う。

指導法改善したいからということで要請されてきたのに、実際はそんなこと考える先生たちはいなかった。
自分が楽をするための私。先生がやるべき仕事なのに、なんだか私にうまいこと言って代わりにやらせたり、授業提案をしようものなら、「あなたがやった方が生徒が喜ぶわ♪」なんて言って、全クラスさせようとして、しまいには自分は授業に来なかったり。。。

そんなこんながあって、「頑張る人の支援がしたい」と思ってやってきた私は自分の存在意義に悩む。

悶々とした時間を過ごし、ようやくもうすぐ1年を迎えようという去年の9月からとっても意欲的なJ中学校での活動が始まった。
もともと、県の教育局からはJ中学校への支援も含めてほしいと言われていたのだけれど、学校の名前、ううん…校長自身のステイタスのために私がいなくなることを阻止したいI中学校校長は、なかなか話を進めなかった。
これが、「配属先」という足かせのめんどくさいところ。
明らかに間違っているのに、他に待っているところ(確かにJICAそして隊員が何をする人なのかを理解している)があるのに、支援を届けられない。。。

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とまぁこんな感じ。
その後、今に至るまでいろんなやりとりがあったけど、とりあえず省略・・・(^_^;)

で、先月2/12、このI中学校に週4日来いという校長からの呼び出しがあった。
もっともらしいスケジュールが添えられて。
とりあえずスケジュールに従ってみたけど(配属先という足かせのため)、やっぱりそれは形だけのもので、何の実もない。
・・・・中略・・・・


ということで、前置き長すぎましたが、ここからやっと本題・・・o(_ _)o

昨日、図書室で資料整理をしていたら、3年生の女子がやってきた。
「この問題の解き方教えてください」

全国統一の卒業試験が4月末にある生徒たちは、今ようやくヤル気がで始まったころ。
解説が終わった後、なにやら生徒たちコソコソ話・・・

再び私のところにやってきて、「補講をやってもらえませんか。。。」
へ???
この子たち、別に去年教えたわけでもないし。。。よく分からないけど、とりあえず彼女たちが勉強を望むのだから、これはもちろん手伝うわ~♪
彼女たちのスケジュールと私の予定を合わせて、まずは明日(つまり今日)やることになった。

そして今日・・・
約束の時間に学校に行ってみた。いない・・・
この子たちも社交辞令の世界なのか・・・あの時の一時的な気分の盛り上がりだったのか・・・
とりあえず学校一周して探してみたけど、やっぱりいない。。。
こっちから約束を頼んだのなら待ってるけど、私は頼まれた側なんだから待ってる必要はない!!と
いうことで、帰宅ww(徒歩1分)

あ~あ~と思いながらわざとインドネシア語で約束を守ることについてFBに書こうかなぁ~なんてしていたら、私の家の前に生徒たちがやってきた(約束の時間から40分後ww)
おぉ~彼女たちは、インドネシア文化の『時間にルーズ』なだけだったのかー(-_-;)
FBに文句書かなくてよかった♪と思いながら、学校に行って補講開始(´▽`)ノ

彼女たちに聞いてみた。「なんで私に補講頼んだの??」
生徒「先生の説明が分かりやすいから」
私「あなたたちのクラスで教えたことあったっけ??」
生徒「ないけど。。。昨日、質問した時に教えてもらったのが分かりやすかったから…」

なんとまー。あの1回でですか??

それにしても、なんでいつも教えてくれる先生に質問しないんだろう??
生徒「分かりにくい・・・」

その先生は、生徒に「質問があったらいつでも来なさい」と言ってくれるらしい。
でも、実際に質問に行くと、得られる解説が非常に分かりにくい。
だから、結局のところ解決にならないので、聞きに行きたくないんだってさ。
他にも理科の先生はいる。でも、そういう先生に聞きに行っても、結局は授業担当の先生に聞きなさいとたらし回しなんだそうだ。
あ~あ~かわいそうな生徒たち(>_<)
ほんと、この学校の先生たち生徒のこと何も考えてない。殿様商売もいいところ。だから改善すべきなのに。。。でもやらない。。。それは、全国卒業試験に100%通過しちゃうから。大事なのはこの事実だけだから。

そして補講が終わり、最後に生徒が言ってきた。
「この補講の授業料はいくらですか??」
何????????
生徒たち曰く。学校の授業が終わった後のこういう特別なものは、お金を払うことになってるそうだ。てか、勉強だよ?? 先生の仕事は生徒に教えることだよ?? それでもなの???
生徒らには、「先生は生徒に教えるのが仕事。だからお金はいらないよ。」と。生徒たちかなりビックリしてた。
そして、また次回の約束をして、さようなら。

そっかー。そういうことかー。この国で、「ボランティア」という気持ちが理解されないのは、こういう生活からきてるのかー。

そうそう、ちなみに今回の補講は過去問の解説。
3年生のこの時期の授業時間は、卒業試験に向けて、とにかく過去問をさせられる。(先生ヒマ時間)
そして、過去問やらせるだけで、解説がないという。
せめて正解一覧(4択なので)とかだけでも配られないのか??と思うけど、それもないんだって。。。
じゃあ、生徒はいったい何を間違い、何が正しいのか分からんじゃないか!!
この学校のひどい様子、これでだいぶ伝わった??


ということで、今回のお話はここまで~。
長すぎた・・・ね。。。
明日も長く書けるかな?? (笑)


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