2013年3月4日月曜日

隣の学校であっても・・・

本当に私の活動を通して改善しようとしているのか、相変わらず分からない配属先I中学校。
事実がどんなであれ、「自慢ネタ」のための私は「配属先」という足かせがある以上、「来い」と言われたら、とりあえずは行かないと…と思うのは、私が日本人だから…??かな。。。
配属先にへそを曲げられたら「即帰国」。
隣のヤル気のあるJ中学校への支援ができなくなることを、私は絶対にしたくない。だから、そのためにこのI中学校のご機嫌取りが必須。
ほんとにまったくもって納得いかないけど、何回事務所に言ってもダメ。

ま、前置きはそのくらいにして・・・


今日もとりあえず、I中学校に行った。
そして、これまで観察してきた先生方の授業についての所感、課題について作成したレポートを校長に提出。
本当は先週のうちに出すはずだった。
でも、校長に会えなかった。。。


ま、これもさておき・・・

今日のI中学校は
・3年生:卒業統一試験対策用の県から指定される模擬テスト(宗教)を1時間半実施。帰宅。
・2年生:通常授業
・1年生:休み。(理由:3年生のテストの邪魔になるから)←意味分からん??先生が指導すれば済む話だけど。

今日のJ中学校は
・3年生:I中学校と同様に模擬テスト。終了後、通常授業。
・2年生:通常授業
・1年生:通常授業

隣の学校で、こんなにも違う。
生徒にとっては、まぁI中学校は休みがあるからうれしいわな。
先生にとっては?? そう。I中学校は1年生担当の先生は休む(勝手に)。3年生担当の先生は、テスト終わったら帰る。2年生で授業のある先生だけが仕事(でも、授業ある時間だけ来る)。だから、先生にとってもとっても都合のいいやり方。
自分たちで授業時間減らしてるのに、「時間がないから○○…」という言い訳ばっかりする。

I中学校で、校長にレポートを提出した後、物理の課外クラス実施のために、私はJ中学校へ行ったんだ。
そしたらJ中学校には生徒も先生もいつも通りいたから、アレ??って思って先生に聞いてみたら、そんな違い。。。

学校という場所で、一番大切なのは生徒なはず。
でも、I中学校は、先生の都合で生徒がめいっぱい振り回されてる。1学期では4回の時間割変更。1月から始まった2学期ではもうすでに2回目の時間割変更。先生の都合で。生徒のこと全く考えていない。
J中学校は、1学期と2学期に行わなければならないカリキュラムの都合で時間割が変更になってるだけ。

インドネシアは、過程よりも結果重視。
だから、カンニングもある。今までがどんなであっても、終わりよければすべて良し。日本のことわざの意味とは少し違うと私は思うけど。

隣の学校でも、こうも違う。
さて、これを地域社会は知っているのだろうか??
それぞれの学校に通わせている親は、その学校のことは知っている。
けれど、そもそも「自分は自分、他人は他人」という個人主義の強いこの国では、他人のことは本当にどうでもいい。
たとえ、隣の学校がそうだとしても、「あ、そうなのね」で終了。
学校にとっては幸いなことに、悪い噂なんてものはたたない。

I中学校の職員で、J中学校に子供を通わせている人がいる。
どうなの??って個人的に聞いてみた。
何人かいるのだけど、みんな同じで「J中学校の方がきちんとしている」と話した。
自分がI中学校で働いているのは、お金のためだからであり、けれど、子供の教育を考える人は、I中学校のシステムには不満があるから、J中学校に入れる。
けど、じゃあI中学校もJ中学校の良いところを見習って変えてみたらいいんじゃないか??と私は思うけれど、そうはならない。。

他と比べないで、自分の思うことをやることは悪いことだとは思わない。
でも、色々な集団の中で、みんながみんな「自分はこう思うからこうなんだ!!」ってしたら、集団の機能はどうなるんだろう。。。

インドネシア。難しい。。。。


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