2012年9月30日日曜日

ノートチェック♪

実験が終わったクラスでノートを回収して,ノートチェック!!

「授業終わったら回収するよ~!!」って言ったら急にノート書き出したりしてさ。
見られるとなると俄然がんばるなら,回収効果はこの学校では充分あると思う。

先生はノートを見るのは大変だろうけれど,そこで生徒が何を理解していて,何が足りないのか,確認することができるのは確か。
ノートを見るポイントをおさえてチェックすれば,そんなに時間もかからない。
何よりも大切なのは,先生が情報を得るということだと思う。
思い込みではなく,現実を把握すれば,授業改善の方向が見えてくるから。

授業中の反応だけはいっちょまえで,みんな簡単に「Paham!!(分かった)」って言う。
でも,本当に分かったのかどうかは,やっぱり怪しいところだし。。。
前回の復習を授業の最初に入れると,必ず忘れてる。
けど,この振り返りはそんな忘れた記憶をきちんと呼び戻させるのには必要だし,眠ったものを起こすことを繰り返すことで,忘れにくい記憶として留めさせることができると思う。

「その日暮らし」が生活習慣のインドネシアでは,どうしても「その場しのぎ」がほとんど。
もちろん,授業もそう。
その時のテストで良い点を取れればそれでいいから,カンニングもたくさんする。
でも,「その場しのぎ」が何になるの??
せっかく時間を使って授業を受けたのに,その時間がもったいなくないのかなぁ。。。
カンニングして良い点を取ってそれで済むなら,毎日学校に通って授業を受ける時間なんてもったいないんだから,いなくてもいいじゃんか。
自分の好きなように時間を使えばいいじゃんか。

人に与えられてる時間は平等で,しかも限られている。
だから,過ぎ去った時間でも,なかったことになるのはもったいない。
生きている自分,生きている時間,何も無意味なものはない。
受けた授業の内容を覚えていること,それが,授業を受けるという時間を使ったことに対しての,最大の活用じゃないのだろうか。。。

これをインドネシア人に伝えるのは難しいけれど・・・



学校でのノートチェックが終わらなかったから,持ち帰って私の宿題。
板書してあることを全部書いてなかったノートもあったりして,授業の取り組み姿勢ももちろん読みとれた。

 理科の実験では,結果からの考察が大事。
でも,彼らは考察ができない。物事をつなげて考えることができないからだ。
これは今後の授業での大きな課題。
実験をやって楽しかっただけではなく,結果から何を得たのか??が大切なこと,伝えていこう。

そして,私の授業を受けての感想も書いてもらった。
まーたいていは,私のキャラクターがおもしろいとか,インドネシア語が流暢じゃないとか,そんなだったけどね。。。
そんな感想はさておき,授業のやり方などで数人の生徒には伝わったものがあったと感じられた感想がいくつかあったので紹介。

・目盛りの読み方の簡単な方法を教わった。
→インドネシアでは計算式でもって目盛りの読み方を指導する。でも,そんな計算なんてしなくたって,目盛り見れば分かるじゃんか!! ってことで,計算式じゃなくても目盛りが読めることを指導したのは有効だったようです。

・いろんな道具を使ってくれて,分かりやすかった。
→貼りモノ教材は有効でした。

・飽きないような雰囲気作りが良かった。
→板書と口頭説明だけの授業じゃ,そりゃ飽きるわな。単調じゃなく,テンポを変える授業はこの学校でも効果あり。

*番外編*
・先生は外国人だからインドネシア語が流暢じゃないのは当たり前。それでも私たちに分かりやすい授業をしてくれたことに感謝。
→なんとも嬉しい感想をいただきました( ´ ▽ ` )ノ 人が何か努力をする姿というのは,必ず届くものなんだなぁ。。。もちろんインドネシア語をこれからも頑張りますが,言葉が不自由でも,その不足に左右されない授業を私が提供できれば,インドネシア人の先生ならもっともっと生徒は分かりやすいものになるはず。


明日からも,上に伸びたいという先生と生徒のために,がんばります❤

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